苦手なことを優先してやってみよう

投稿日: 作成者: my-c0llege-life.net
苦手なこと

苦手なことを優先するメリットにはどんなものがある?

現代の教育では、「褒めて伸ばす」が理想的とされる傾向が見られます。
これまでの体罰や罵声、パワハラ紛いの「教育」の問題があちこちで噴出するようになったことで、こうした傾向が進んでいる面もあるのでしょう。
ただ一方で、褒めて伸ばす教育法には「うまくできることばかりやってしまう」面も持ち合わせています。
これは自己啓発とか自己成長でも同じことが言えます。
得意なこと、うまくできることがあるならそれをどんどんやって長所を伸ばしていけば良い、そして苦手なことやうまくできないことは後回しにもよい、というわけです。

こうした考え方にも、もちろん一理あります。
ただ個人的な意見としては、ひたすら長所を伸ばすだけの自己啓発・自己成長ではうまく行かないと思います。
なぜなら「苦手なことはやらなくていい、できることに焦点を当てろ」という考え方は「やりたくないことはやらなくていい」という考え方に結びついてしまう恐れがあるからです。

ですから、自分を成長させたかったら考え方を逆転させてみましょう。
あえて苦手なこと、うまく行かないことに取り組むことでどんなメリットが得るのか?という発想です。

メリットとしてまず挙げられるのは、「とにかくやってみる」というチャレンジ精神が身につくことでしょう。
苦手なことを後回しにしていると、ちょっと向いてなさそうなことと直面すると目を背けてしまう習慣が身についてしまいます。
あえて苦手なことをチャレンジし続けることで困難や障害を克服し、自らの手で成功を引き寄せることができる姿勢を身につけることができるでしょう。

自信をつけ、自己肯定感を高めることができるのも大きなメリットです。
得意なことをやってうまく行くよりも、苦手なことにチャレンジしてうまく行ったときの方が達成感が大きく、「自分はこんなこともできたのか」と自己肯定感を高めることができます。

つまり、チャレンジ精神を身につけつつ、苦手なことを克服して自己肯定感を高めていくことで自分の世界をどんどん広げていくことができるのです。
苦手だと思っていたことも実際にやってみたらそれほどでもなかった、といったケースもよくあるものです。
できないと思っていたこともできると気づくことで、これまで眠っていた自分の未知の可能性を見いだすチャンスにも恵まれるかもしれません。

副次的な効果もある

こうした直接的なメリットに加えて、副次的な効果も期待できます。
まず先述したように視野が広がり、いろいろなことにチャレンジし、いろいろな人とつきあう機会を持つことができるようになるでしょう。
こうした機会が多ければ多いほど良い出会いを得る機会も多くなるものです。

そして苦手なことを果敢にチャレンジし、見事に克服することで周囲の評価を高めることができるでしょう。
得意なことばかりやってそれこそ得意になっている人よりも、苦手なことに挑戦する人の方が魅力的に見えるものです。