そもそもメタ認知って?
メタ認知という言葉を御存知でしょうか。
就活にそなえた自己分析のプロセスでメタ認知なる言葉が出てきたので、僕もちょっと調べてみました。
メタ認知をわかりやすく言うと、「自分自身を客観視すること」です。
要するに、自分を外側から見る、ということですね。
まだわかりにくいですか?
では、具体例を出しましょう。
「私はラーメンが好き」。
はい、これがメタ認知です。
あえてメタ認知風に言うと、「私は私がラーメン好きであることを知っている」ということになり、この「自分についての知識」こそがメタ認知なのです。
メタ認知のまったくない人はいません。
そんな人が本当にいたらきっと、記憶を保持することができず、その時々の状況だけで行動することになるでしょう。
メタ認知とはつまり、自分についての知識の積み重ねです。
メタ認知の積み重ねによって、「私はこういう人間だ」というイメージが具体的に出来上がり、「客観的な自分」として確立します。
では、メタ認知は具体的にどのような場面で必要になるのでしょうか。
就活にもメタ認知が必要
メタ認知能力は、就活の場でも活かされます。
メタ認知能力に長けている人ほど、就活の場でも「客観的な自分」についてアピールすることができ、予期せぬ質問にも落ち着いてこたえることができます。
メタ認知は、自分の弱みを知るうえでも役に立ちます。
「私は集中力がない」、「初対面の人とのコミュニケーションが苦手」など、自分の弱点をメタ認知によってしっかりと認識し、正面から受け止めることで本当の強みを知ることにもつながります。
企業側も、メタ認知能力が高く、自己アピール能力が高い人材を積極的に採用したいと考えていますので、メタ認知能力を鍛えることは有効な就活対策にもなります。
メタ認知能力が必須とされている理由
メタ認知能力が企業において重視されているのは、「メタ認知能力=問題解決能力」ととらえられているからです。
メタ認知能力の高い人ほど、トラブルが起きた時に原因をスピーディに特定しやすく、再発防止策を提案する能力にも長けています。
そうした人材こそが企業にとっての即戦力であり、メタ認知能力が高い人と低い人では採用率もかなり変わってきます。
就活での自己アピールがうまくいかない、という人はまず、メタ認知能力を鍛えてみてはいかがでしょうか。
それでもやっぱりわからない!
ここまでメタ認知について解説してきましたが、僕自身、実はメタ認知について納得できていません。
自分のことをいくら客観的にとらえようとしたところで、それは結局主観であり、「自分」という枠の中から出ていないような気もする……。
言ってみれば、パソコンのCドライブとDドライブを分けたよ、という話であり、煎じ詰めればひとつのハードディスクに収まる、ということではないでしょうか。
わかりにくくてすみません。
こうしていちいち物事をわかりにくくとらえることが私の弱点、というのはメタ認知なのでしょうか。