自己成長の定義を明確にしよう

投稿日: 作成者: my-c0llege-life.net
自己成長の定義を明確にしよう

自己分析を通じて自分自身の強みや弱みを知る

自己成長とは、文字通り「自分で自分を成長させること」です。
そのためには当然のことながら「自分はどんな人間なのか」を知っておく必要があります。
自己分析を行い、自分自身の強みや弱みを知っておくわけです。

スポーツに例えれば、野球のピッチャーに向いている才能を持っている人が無理やりバッターの能力を伸ばすために努力しても、十分な成長は見込めません。
そのためにも、まず自分は何が得意なのか、何が向いているのかを分析すること、そして弱みや課題点も見出して克服や解消のための取り組みも行っていく必要があります。
あくまで個人的な意見ですが、「~を通して自己成長したい」とアピールしている人は、この点がうまくできていないように思えます。
単に一生懸命なにかに取り組めば成長できるわけではないと思うからです。

さらに自己分析にはさまざまなメリットがあります。
例えば、これまで自分が気づいていなかった適正や可能性を見いだすことができるかもしれません。
また将来何をやりたいのか、どんなことに向いているのかを見つけ出す判断材料にもなるでしょう。
好きなことだけでなく、うまくできそうなこと、達成感や満足感を得られることを見つけ出すのに役立つわけです。

では、自己分析をどうやってやればいいのでしょうか?
基本は「客観的に自分の行動を見つめ直す」です。
自分がこれまでどんなことをやってきたのかを振り返り、成功・失敗を問わず洗い出していきます。
その際、できるだけ「フィルター」をかけないようにすることが大事です。
例えば成功例では自分の功績を過大評価する、失敗例では他人に責任を押し付ける、といったことはできるだけ避けましょう。

そのうえで、テーマを決めて過去を振り返ります。
例えば「人生で楽しかったこと」「達成感を得られたこと」「しんどい思いをしたこと」などで、テーマに基づいて振り返り、その時に自分がどんな感情を抱いたのか、どんな行動をとったのかを分析していきます。
これを繰り返していくことで、自分の思考・行動パターンが見えてくると同時に強み・弱みも明らかになっていくことでしょう。

強みや弱みはどんな状況で発揮されるのかを見ていく

浮かび上がってきた強み・弱みは、どんな状況で現れて発揮されるのかを見ていきます。
これはわたし自身の経験ですが、強みや弱みは状況によってメリットになったりデメリットになったりします。
例えば優柔不断な面は決断できないデメリットをもたらすと同時に、熟慮できるメリットをもたらす、などです。
ですから、過去の出来事を通して強みや弱みがどんな結果をもたらしたのかを見ながら強みを高め、弱みを克服していくとともに、どちらもメリットに役立てられるような形で自己成長を目指していくとよりやりやすくなるでしょう。