将来性のある仕事について考えてみた
就活や転職、お見合いにまで人工知能が活用される時代。
「AIシンギュラリティ」という言葉が注目を集め、世間ではまるで、人工知能がすべての職業を奪うのではないか、とまで言われています。
けれど、僕は、そんな時代は永遠に到来しないだろうと思っています。
人工知能のことを理解せず、やみくもに恐れるのは、ノストラダムスの大予言と同じことです。
人工知能が進歩し、応用範囲がどんどん広がる時代だからこそ、「人間だからこそ成り立つ職業」の価値が高まってくるはずです。
では、具体的にどのような職業が「将来性のある職業」として生き残っていくのでしょうか。
僕なりの個人的な考えをまとめてみました。
キーワードは対面力!
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、最近は「エッセンシャルワーカー」という言葉が注目を集めました。
AIシンギュラリティの時代に生き残れる、もっと言えばつぶされない職業に共通するキーワード。
それは、「対面力」ではないでしょうか。
看護師、介護士、消防士、警察官……。
これらの職業はまさしく、社会を成り立たせるために欠かせないエッセンシャルワーカーであり、AIがこれからどんなに進歩したとしても取って代わられることはないでしょう。
これらはすべて対面力がより重視される職業であり、特に看護師や介護士は相手の心の奥にあるメッセージを深く読み取る必要がありますから、応用のきかないAIにはまだまだ難しい領域ではないでしょうか。
最近では、医師や教師の仕事をAIにまかせられるのでは、という議論がさかんに行われていますが、これもどうなのでしょう。
AIの能力に期待することはもちろん大切ですが、何でもかんでも「AIにやらせればいいや」と割り切ってしまうのは、ちょっと寂しいような気もします。
AI時代とバリアフリー
AIの進歩が本格化する時代に生きていて、ひとつだけ不安なことがあります。
それは、バリアフリーの問題です。
仮に、駅員の仕事がすべてAIに置き換えられたとして、障害のある方への対応はどうなるのでしょう。
AIはマニュアル通りの対応は得意かもしれませんが、マニュアルから一歩はずれた、ある種アナログな対応は苦手のような気がします。
AIの進歩の裏でマイノリティの人への配慮が置き去りにされているとしたら、やっぱりちょっと問題ですよね。
個人的に生き残ってほしい職業
個人的に生き残ってほしい職業に就いて、ふと考えてみました。
こう見えても地下アイドルが好きなので、アイドルはこの先もAIにならないでほしいです。
お笑いも大好きなので、芸人さんも生き残ってほしいかな。
でも、大丈夫です。
オリジナリティとイマジネーションが求められる職業については今後もしばらくは人間の独壇場になるでしょう。