免許もない僕が車の未来を考える
就職する前に自動車の免許を取っておいたほうが有利になるだろうと思い、ただ今、教習所通いに奮闘中です。
貴重な空き時間を免許の実習にあてて、無駄に厳しい教官に怒られながら、ふと、車の未来について考えてみました。
最近では、人工知能を応用した自動ブレーキシステムや自動運転システムが進歩し、人間が直接ハンドルを握らなくても車を運転できる時代がもうすぐそこまできています。
自動ブレーキシステムについてはもうすでに実用化段階に入っていますし、自動運転システムについても実験段階にあり、10年以内という短いスパンで実用化の運びになるのではないか、とも見られています。
目的地さえ入力すれば、あとは車内で寝ていても自動的にその場所まで連れていってくれる。
まさに、ネコ型ロボットが登場する人気漫画のような話ですよね。
そんな世の中をぜひ、生きているうちに見てみたいものです。
ユニバーサルソサエティという発想
ユニバーサルソサエティという概念を御存知でしょうか。
バリアフリーやユニバーサルデザインのさらにその先にある、すべての人が等しく暮らしやすいと感じられる社会。
自動運転システムも、ユニバーサルソサエティを実現する要素のひとつとしてとらえられています。
自動運転システムが今後さらに浸透すれば、障害が重くてハンドルを握るのが難しい人でもハンディを気にせずに自由にどこへでも出かけられるようになります。
近い将来、脳内で「ここに行きたい」と思うだけで人工知能がその電気信号を読み取り、目的地へ連れていってくれるようになるかもしれません。
そうなればもう自由自在。
「障害があるから……」と消極的になる必要もなくなります。
ここ数年話題になっている、高齢者の免許返納問題も、自動運転システムがパーフェクトに進化することで解決するでしょう。
車が持つ可能性は、まだまだ無限大です。
ネガティブな未来も考えよう
車の未来、というとついついポジティブな未来ばかりを想像してしまいがちですが、一方で、自動運転システムには負の側面もあります。
ひとつは、安全性。
いくら人工知能が進化したとしても、人間の判断力にはかないません。
万一の誤作動を防げるのかどうか、歩行者の動きを正しく認識できるのか……。
不安材料をあげればきりがありません。
ただ、不安材料があるからといって、研究そのものから目をそむけてしまっては、せっかくの技術も無駄になってしまいます。
期待と不安のバランスを上手に取りつつ、より安全な自動運転システムの開発に取り組んでほしいものです。
とりあえずは目の前の免許!
車の未来についてあれこれと考えてきましたが、今の僕にとっては、目の前の教習のほうが問題です。
「いつか自動運転システムが実用化すればいいな」なんて考えつつ、明日からも免許取得に向けて頑張りたいと思います。