AIは仕事を奪わないらしい

投稿日: 作成者: my-c0llege-life.net

AIには自我がない

近年、多くの専門家たちはロボットやAIなどが将来は私達人間の仕事を奪うのではないかと危惧しています。
専門家の中には、奪うだろうと断言している人もいます。
AIというと、人工知能を搭載したロボットが考えながら行動するというイメージを持つ人が多いでしょう。
映画の世界では、例えば鉄腕アトムやドラえもん、またスターウォーズやターミネーターなど多くの作品の中にAIは登場します。

本当にAIは私達人間の仕事を奪うことになるのでしょうか。
それを考える際には、AIの性質や特徴を理解する必要があります。
最初に理解しなければいけないことは、AIは人間がプログラムによって作り出す機械という点です。

また、こんな時にはこのように行動しろというプログラムしたり、何時から何時までの過去のデータをもとにその人の行動傾向に基づいた予測をすることは、AIは可能です。
しかし、ドラえもんのように人間のように自我が芽生えたり感情を持つことは、残念ながら難しいのです。
AIが自我や感情を持つことは、シンギュラリティと呼ばれています。
これは人工知能の性能が人間の知能を上回ることで起こる未来を示す概念のことで、専門家の中にはすでに人工知能の処理能力は人間の能力を大きく超えていることを認識している人が少なくありません。
しかし処理能力は高くても、どのような処理をするかを決めるのは人間である限り、ターミネーターのようにロボットが知恵を付けて人間を滅ぼすということは、現段階では非現実的だと考えられています。

ただ仕事の業態は変わるかもしれない

AIの処理能力は人間よりも高いですし、仕事の内容によっては人間よりもロボットに任せた方が生産性が高くなるものはたくさんあります。
例えば膨大なデータの計算や、過去の傾向や統計に基づいて客観的な判断をしたい場合などには、AIは今後大きく活躍すると期待されています。
すでにアメリカにおいては、AIが株取引を行う証券会社が存在しています。
過去の株価変動などをすべてデータとして蓄積したうえで、傾向に基づいて取引判断をすることで大きな利益を出しており、こうした職業は今後AIが活躍するフィールドとなることでしょう。

またコンビニやスーパーでは、レジ業務がすでに無人化されており、人間の働き方が変わっています。
もしも店舗業務の多くが無人化されれば、人間が24時間シフト勤務をする必要がなくなったり、人間はもっとクリエイティブな分野に集中できる日が来るかもしれません。
AIが人間社会を乗っ取ることはなくても、人間の働き方に大きな影響を与えることはすでに現実的なものとなっています。
働き方が変わる中では、これまで人間がしていたけれど少しずつ不要となる職種もあるのではないでしょうか。