学歴フィルターが問題になったけれど実際は必要な気もしています

投稿日: 作成者: my-c0llege-life.net

学歴フィルターの問題

学歴フィルターの問題はよく話題になります。
新卒一択採用という文化があることも原因の一つです。
企業としては今までの社会人経験がない学生のポテンシャルを判断することは難しく、そうするとどうしても指標の一つとして学歴は参考になる大切な要素となります。

学生が企業を選ぶ権利があるということが言われていますが、新卒を採用するかどうかというのは企業としても選択の自由があるものです。
そのため学歴フィルターがかかることがあまりにも問題視されてしまう状況が続くと、就職市場が売り手市場といわれていても新卒採用者が不利になる状態が生まれかねません。

学歴フィルターは避けられない問題

企業としても採用にはたくさんの労力を割いています。
人事課は就活セミナーを開いたりパンフレットを作成したりとたくさんの経費を底に投入します。
また、採用されてからも研修を開きますし、まだ半人前の状態から給与を支払うことが必要です。

企業としても新卒社員に対して先行投資をしていますから、きちんと回収できる見立てがないと新卒採用のために経費が割けなくなってしまいます。
そこで少しでも安心して新卒採用が進められるようにするためには判断材料が必要であり、その指標として学歴フィルターは避けられないのです。

実際、学歴があるというのはその人が努力してきた証拠にもなります。
難関大学に合格をしているというのはそれだけ知識があるということですし、学生時代に努力をしてきたという証拠です。
そのため学歴を見ることは決して悪いことではないといえます。

多面的に判断することは必要

もちろん、学歴だけがすべてではありません。
たとえば頭がどれだけよくて優秀であっても周囲とのコミュニケーションが取れなければ仕事は勧められませんし成果を出すことはできないです。
そのため、学歴だけで人を判断することは無理があります。

大切なのは学歴は指標の一つであり、多面的にその人を判断することです。
企業としてどういった人材が必要かということを考えていけば、学歴以外にもコミュニケーション能力やコンプライアンスなど様々なものが出てきます。
そういったものを総合的に判断して企業は採用することが必要ですし、就活生も自分のアピールポイントを見つけていくことが大切です。