薬物にははっきりとノーを

投稿日: 作成者: my-c0llege-life.net
薬物にははっきりとノーを

大学生の薬物使用によるニュースが増えてよく聞くようになった

大学生が薬物を使用するニュースをよく聞くようになりました。
ひと昔前なら多分信じられない話なのかもしれませんが、残念ながら現在の大学生活ではそれほど珍しくない話になりつつあるようです。
その証拠に、関西の4大学で行われたある調査の結果があります。
それによると、大学生の20人に1人が薬物を使用しているシーンを実際に目撃したことがあるとのことで、さらに6割が入手できる環境にあると考えているそうです。

20人に1人が実際に薬物を使用しているシーンを見たことがあるとなると、ひとつの大学で数百人の学生が目撃していることになります。
全員が同じ人物の薬物使用を目撃しているわけではないでしょうから、いかに多くの人が薬物を使用している疑いがあるかを示しています。

こうした大学生による薬物使用が増えている背景には、さまざまな事情があるようです。
まず、若い世代を中心に大麻による検挙者数が増えていることが挙げられます。
警察庁によるデータでは、2014年以降ずっと増加傾向が続いているとのことです。

加えて、いわゆる「危険ドラッグ」の使用が増えていることも原因です。
所持・使用が犯罪扱いになるかどうかグレーゾーンな成分が配合された薬物が、ハーブやアロマ、お香などの名前で販売されており、それを軽い気持ちで購入して使用する学生が増えているようなのです。
インターネットでこうしたものが簡単に手に入るのも、こうした状況を助長させているのでしょう。

これは個人的な意見ですが、アメリカの学生の間で話題になっているらしい「スマートドラッグ」の存在もあるのかもしれません。
これは認知機能を高めてくれる「頭が良くなるドラッグ」と言われているもので、学業のために薬物を使用する学生もいるんじゃないかと思っています。

誘われても断る勇気を持とう!

何しろ冒頭のデータでは大学生の6割が危険薬物を入手できる状況にあるわけですから、ほかの学生から誘われる機会も十分に考えられます。
本人が自分の意志で入手して使用するのではなく、友人から誘われたり、サークル内で一緒に使用するよう求められたりするケースも考えられるわけです。
もともと薬物には興味はなかったのに、場の雰囲気で断りづらくてついつい手を出してしまう、お酒と同じような感覚で薬物の魔の手が迫ってくることもあるわけです。

自分が薬物に手を出さないのはもちろんのこと、周囲から誘いの手が伸びてきた時にも断る勇気を持つことが必要になってきます。
「断ったら縁を切られるんじゃないか」「仲間から外されるんじゃないか」といった不安がどうしてもついてきますが、そんな振る舞い、扱いをする人と友人づきあいすることそのものに問題があります。
薬物には断固として手を出さない、学生生活を有意義なものにするためにも忘れないようにしたいものです。